10/18更新

十月のご挨拶-2025-

二階の窓から、勘違いかしらと思うほどほんのりした懐かしい香り。そう、去年はとっくに花が終わっていたはずと、金木犀を見に行ったらつぼみがぎっしり。二三日したら、近所のみんなも香りに気づくでしょう…。それにしても今年は、植物の開花が遅い。朝顔、サルスベリ、芙蓉、彼岸花とどれも一週間から十日はおそく、まるで涼しくなるのを待ってたかのよう。朝顔や風船カズラの種も満足にできないという話もよく聞きます。地球温暖化による猛暑のせいでしょうか。このところの国内外の情勢や犯罪の多様化を見ていると、植物だけでなく人類にも影響を及ぼしているのではと思ってしまいます。もともと動物は争うもんだと言われたら返す言葉がありませんが。戦火や災害を免れ、金木犀の香りにつつまれ穏やかな秋の日を送れることに感謝しつつ…。

連休の一日、お隣のお嬢さんの発表会を聴きに何年かぶりに渋谷に行きました…というか「息子家族に連れられて」が正解。会場が「昔よく行った渋谷のウィンザー」の近くなのでその辺りを通ったのですが、記憶にある東横線の南口あたり建物は消え、かわりに高いビルとそれらを橋渡する通路が鎮座し、まるでよその街のよう。ハチ公前あたりはどうなっているかも知りたかったけれど…とてもひとりでは行くの無理。昔の渋谷は怖ろしく変わってしまった。東横線終点の渋谷駅、東横デパートや東急文化会館が懐かしい…。

お彼岸近くなってやっと咲き出した朝顔です。

さて、先月の話題「季節のご挨拶の見直し作業」なんとか方が付きました。目標の「遅くても15日まで」には数日遅れたけれど。まずは、ブラウザで見たとき文章の途中で途切れないようにしたつもり。友だちにうまくいってるか確認せねば…。あと、スマホで見れるのは5年前の記事までだけど、パソコンでは(メニューを前のように戻し)1999年から全部見えるようにしました。昔のことなんてどうでもいいかなと思ったけど、やっぱり最初からあったほうがと思ったもので。その作業の最中、ブログサービスがつぎつぎ廃止になっているというニュースが。SNSの台頭で、新規登録者が激減したとか。そんななか、育児記録とか闘病記録とかを読んで支えにしていた人たちがいて、それらがすっかり消えてしまうのは寂しすぎるという意見もあるとか。で、ついついこのご挨拶シリーズと置き換えて考え込んでしまった。誰のために、何のために書くのか。そして内容も相変わらずで、進歩ないし、別になくなってもと思ったりもしたのですが…。

改修作業をしながら考えなおしたきっかけは…。なんでもない古い記事の中にその時の気持ちを思い出したり、忘れていた事件を思い出したり、ずっと先にまた読んでみたいなと思ったこと。そして、このページをHTMLというので書くのだけれど、CSSの出現で書き方がはじめのころとはすっかり変わっているのを実感。これからもCSSは進化していくと思うので、その変化を知っていろいろ試してみたいと思ったこと。

そうそうこれも結構重要か?ご挨拶を書き始めた25年前はまだネットが珍しく、変わったサイトを見つけてはリンクをのせて紹介したもんだけど、そのほとんどがリンク切れで見ることできず。なのでページが見つからないところにはリンク切れマーク(クリップが空ずれたような赤いマーク)を付けました。そんななか、意外なサイトが生きていてちょっとうれしかった。なので何年後かにまだそのサイトがあるか見てみたい。

そしてなにより、かわいいクリップアート見つけてきれいなページ作るのやっぱりたのしい。というわけで、「季節のご挨拶」はまだやめられなそう…、たまに気が向いたらお付き合いいただければ幸いです。